ヒブ(インフルエンザ菌b型)ワクチン
このワクチンで予防できる病気
- ヒブ感染症(特にこの菌による細菌性髄膜炎と喉頭蓋炎)
- ヒブ:Hib(ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型)
対象年齢 | 生後2か月以上5歳に至るまで(5歳の誕生日の前日まで)の方 |
接種費用 | 定期接種対象の方は無料 |
接種回数と スケジュール |
初回接種3回+追加接種1回=合計4回 |
備考 | 標準的なスケジュールで 接種をしなかった場合の接種回数は下記をご参考ください。
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※予防接種は、完全予約制です。あらかじめご予約ください。
○ヒブとは
ヒブはインフルエンザ菌b型(Haemophilus influzae type b:Hib)と呼ばれる細菌です。 新型インフルエンザや冬に流行る季節性インフルエンザとはまったく別のものです(これらはウイルスです)。 インフルエンザ菌はこどもの鼻やのどに感染する細菌ですが、中でもインフルエンザ菌b型(ヒブ)が髄膜炎などの重症の感染症をひきおこします。
3歳くらいまでのお子さんはよく熱を出したり、せきや鼻水が出たり、吐いたり下痢をしたりしますね。みなさんもお子さんが熱を出した時はいつも心配だと思います。でも、そのほとんどはウイルス感染(いわゆる風邪)ですから、水分を十分にとって見守るだけで自然とよくなります。
しかし、その中に「細菌性髄膜炎」や「敗血症(菌血症)」といった重症の感染症がまぎれ込んでいる可能性があるのです。そして、細菌性髄膜炎の約60%がヒブ、約20%が肺炎球菌によるものと言われています。
○詳しくはこちら、小児科コラム 『ヒブ(Hib)とヒブワクチン(アトヒブ)について』髙嶋医師