pediatrics小児科
子どもの予防接種
日本脳炎ワクチン
| ワクチン名 | 乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン | 
| 予防する病気 | 日本脳炎 | 
| 定期接種の対象年齢 | 
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| 接種回数 | 計4回 | 
| 接種方法 | 皮下注射 接種量は、 
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| 標準的な接種スケジュール | 
	
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| 備考 |  
		
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※予防接種は、完全予約制です。あらかじめご予約ください。
日本脳炎とは
- 病原体:日本脳炎ウイルス
 - 感染経路:ウイルスを持つ蚊に刺されて感染
 - 潜伏期間:5~15日
 
日本脳炎は、ウイルスに感染したブタの血液を吸った蚊が人を刺すことで感染する病気です。感染してもほとんどの人は症状があらわれませんが、感染した人の100~1000人に1人が、高熱、頭痛、嘔吐、けいれん、意識障害などの症状を示す脳炎になると言われています。脳炎にかかった時の致命率は約20~40%で、治った後に神経の後遺症を残す人も多くいます。
日本脳炎ワクチンの普及と生活環境の変化に伴い、近年は年間10人前後の報告数を推移していますが、毎年各都道府県で実施されているブタの抗体保有状況をみると日本脳炎ウイルスは西日本を中心に広い地域で確認されています。
日本脳炎ワクチン
マウス脳由来の日本脳炎ワクチン(旧ワクチン)を接種した後に、重篤な神経疾患を発生した事例があったので、2005年5月から旧ワクチンの積極的勧奨が差し控えられました。その後より安全な方法で製造された細胞培養日本脳炎ワクチン(新ワクチン)が開発され、2010年4月から新ワクチンでの接種勧奨が段階的に再開されました。
