pediatrics小児科
子どもの予防接種
水痘ワクチン
ワクチン名 | 乾燥弱毒生水痘ワクチン |
予防する病気 | 水痘(みずぼうそう) |
定期接種の対象年齢 | 1歳以上3歳未満 |
接種回数 | 計2回 |
接種方法 | いずれも1回0.5mlを皮下注射 |
標準的な接種スケジュール |
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備考 |
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※予防接種は、完全予約制です。あらかじめご予約ください。
水痘(水ぼうそう)とは
- 病原体:水痘-帯状疱疹ウイルス(VZV)
- 感染経路:空気、飛沫、接触感染
- 潜伏期間:2週間
水痘はVZVに初めて感染した時にみられる急性感染症で、感染力の強い疾患です。ひとたび感染すると一生からだの中に潜伏感染し、免疫が落ちた時に再活性化し、帯状疱疹を発症します。
水痘の皮疹は、強いかゆみを伴い、紅斑から丘疹、水疱、痂皮の順に変化し、これらの皮疹が混在するのが特徴です。皮疹はお腹や背中、顔、頭皮などに見られます。最も頻度の高い合併症は皮膚の細菌感染症で、肺炎、脳炎、肝炎など重篤な合併症を起こすこともあります。特に新生児、思春期以降の方、妊婦、免疫不全の方が感染すると、重症化し、死に至ることもあります。
水痘ワクチン
2014年10月から定期の予防接種になり、水痘の発生は激減しました。接種後の副反応はほとんどなく、安全に接種が可能です。